- エッセンシャル思考を取り入れる方法。
- 仕事に充実感を感じる方法。
- 本当に重要な仕事を見分ける方法。
こんな人にオススメの本です!
- 仕事が忙しすぎて、時間に追われている。
- こんなに頑張っているのに、評価されない。
- いつも周りの人に振り回されている。仕事を頼まれやすい。
著者 グレッグ・マキューン 氏
Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める。
シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.CEO。「BOOK著者紹介情報」より
エッセンシャル思考は、単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、システマティックな方法論だ。エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」。時代はすでにその方向へ動きだそうとしている。99%の無駄を捨て1%に集中する方法!
「BOOK」データベースより
理系大学院卒
読書大好き年間100冊読む
サラリーマン歴15年の筆者が、
ポイントを絞って、5分で読める
解説をします。
【5分要約】
「エッセンシャル思考」
サラリーマン歴15年の筆者が、サラリーマン目線でポイントを絞って、5分で読める解説をします。
エッセンシャル思考とは?
エッセンシャル思考は、「より少なく、しかしより良く」という考え方を重視し、やることを計画的に減らして、本当に重要なことしかやらないという行動を取ります。
自分の時間とエネルギーを重要なことに費やし、最大の成果を上げて、質の高い仕事をすることができます。
一方で、非エッセンシャル思考の人は、多様な仕事を振られるようになり、それを断れず、時間とエネルギーが拡散されてしまいます。
「全部やろう」ではなくて、「大事なことだけやる」ということが大事だということです。
- 優秀な人ほど、全部を完璧にこなそうと頑張ってしまい、時間に追われるケースが多いですね。
- どこの職場でも、「無駄な仕事」や「過去の前例でなんとなくやっている仕事」はありますよね。
エッセンシャル思考を実践するための思考とは?
①自分で仕事を選択するよう心がける
人に頼まれた仕事だけをするのではなく、自分でどの仕事をやるのか選択することが大事です。
自分でどの仕事に対して、時間とエネルギーを使うのか選ぶことです。
②ノイズの概念を理解する
本書ではパレートの法則(80対20の法則)を用いて、すべてをやろうとせず20%の本当に大事なもの注力すべきだと書かれています。
これは、仕事の成果の8割は、全体のうちの2割の成果で生み出しているという考えです。
意識すべきは「より少なく、しかしより良く」ということです。
③トレードオフの考え方を持つ
「何かを選べば、必然的に何かを捨てることになる」ということです。
本当にやるべきことを選択するということは、他の大半の仕事は捨てるということになリます。
- 自分で仕事を選んでやるという意識を持つことが大事ですが、サラリーマンは上司から頼まれてどうしてもやらなくてはいけない状況にあると思います。
- 仕事する上で、大半の仕事をいきなり捨てるのは難しいですね。
本当に重要なことを見極めるためには?
本当に重要なものごとを見極めるためには5つのことが必要です。
①一人で考えるための時間を作る
- 多数の中から少数の重要なことを見分けるには、一人の時間が不可欠。
- 調査と検討に時間をたっぷりかける。
- 考える余裕をもつには、集中せざるを得ない状況に身を置くことが大切。
- LinkedIn(リンクトイン)のCEOは、毎日合計2時間の空白をスケジュールに組み込んでいる。
- じっくり考えられる時間を確保する。
②情報の本質をつかむ
- 情報の核心をつかむには、大局を見ることが必要。
- 「語られない内容」にも耳を傾け、不要なノイズの中から情報をフィルタリングする。
- 日記をつけて、記録することが効果的。
- 知識をつけることで、「普通」を知り、「逸脱」を見つけられるようになる。
- 問題を明確にするために、「何を解決しなくてはいけないか」「そのために何を決めなくてはならないか」というふうに自問する。
③遊びの要素を取り入れる
- 遊びは脳の柔軟性と順応性、創造性を高める上で重要である。
- ストレスも軽減する。
- 計画、優先順位づけ、予測、決断などの高度な機能を活性化するという。
- 堅苦しい頭や会議では、創造性が低くなりがちです。
- 遊び要素を取り入れることで、職場の雰囲気も良くなったり相乗効果がありそう。
④睡眠を大事にする
- 最大の資産は自分自身だ。
- 睡眠は仕事の質を最大限高めてくれる。
- 十分な睡眠は問題解決力もアップさせる。
- 眠っている間に、脳が情報の整理と再構築を行うため、より多様な解決策を見つけることができる。
⑤厳しい基準で判断する
- 「絶対やりたい」か「やらない」の二択にする。
- 10段階の評価で9以上の選択肢しか選ばないという「90点ルール」を採用する。
不要なものを捨てる技術
やんわりと断る方法のバリエーションを増やしておく。
- 「沈黙の時間をもつ」
- 「代替案を出す」
- 「予定を確認して折り返すと伝える」
- 「相手にトレードオフを意識させるために、どの仕事を後回しにするのか確認する」
断ることで一時的に相手と気まずくなることはあるが、「自分の時間を安売りしない」というプロフェッショナルとしての証明になリます。
また、不要なものごとを「うまく捨てる技術」があれば、賞賛されるようになります。
心理的バイアスにとらわれず、きっぱりとやめるスキルを身につければ、人生はもっとシンプルになります。
- 私も相手も顔を気にして、つい仕事を受けてしまうことがあります。まずは、やんわり断ることから挑戦してみると良いですね。
エッセンシャル思考のための仕組み作り
バッファ(緩衝)を確保する
焦らないように、作業にかかる時間を短く見積もらず、自分が見積もった時間を1.5倍に増やして締切を設定します。
最悪の事態、想定されるリスク、周囲への負担などを考えて、安全な計画を立てることが重要です。
ボトルネックを特定して取り除く
仕事や生活の中で、妨げているボトルネックを特定して取り除くことを意識すること。
取り除くためには、最終的に目指す成果を明確にすること必要です。
そして、仕事の完成の妨げになりそうなものを全てリストアップして、最大のボトルネックを特定し、取り除きます。
口コミ
1.やらないことを決める。2.それを守る。これができれば成果は最大となる。そのために障害となるものを取り除ければ良いけど、1番の問題は仕事とか上司とか自分がコントロールしきれない問題があったときにどう対処するのかでエッセンシャル思考を使えているのかが決まる。
Amazonレビューより
表題のメッセージ性が強く印象に残りました。
Amazonレビューより
「目標を明確化しそこに真っ直ぐ進んでいく」
ある事象が目標を達成するために必要かどうか都度問いただす。
これを徹底している毎日を夢中に生きている人が夢を叶えていくのではないかと思いました。走り続けます。
海外のビジネス書を翻訳した本にありがちな「具体的なビジネスのエピソード」→「そこから得られる教訓」というパターンを繰り返していく構成で、慣れてないと読みにくい。
Amazonレビューより
「余計なものを削ぎ落として本当に必要なものに注力する」という主張自体は似たような本に書かれていることも多いし、本の中の具体的なエピソードも日本でまねできるような環境にない人も多いのでは、と思い、イシューは理解するが実用性は少し考えもの、というパターンの本かなと思った
- Amazonのレビューでは星3つ以上が95%を占めるほど好評です。
- 考え方は参考になるが、日本社会で適用できるかが分からないといった声もありました。
まとめ
仕事でも私生活でも限りある時間と労力を、必要なことだけに注力して、成果の質を上げていきましょう!
asutaroでした。